液状の溶解アスファルトと、防水性の高いアスファルトシートを積層し、
厚みがあり水密性の高い防水層をつくります。
水密性・耐久性も高いので、施工の不具合が出にくいのが特徴です。
アスファルト防水はとても重く、建物によっては負荷をかけてしまうことがあ
るため、
基本的に新しく建物を建設するときにおこなわれることが多いです。
【熱工法】
アスファルト溶融釜で220℃~270℃に溶融した防水工事用アスファルトを使用し、
ルーフィングシート複数枚を交互に積層して防水層を作る、信頼性の高い工法です。
独特の臭いや煙の発生、火災のリスクがあるため、
周辺環境への配慮が必要となります。
【トーチ工法】
改質アスファルトルーフィングシートの裏面と下地をトーチバーナーであぶり、
溶かしながら貼り付けます。
シートを隙間なく溶着することができ、高い防水効果を発揮します。
また、煙が出ず臭いも少ないため、周辺環境への影響が少ないのも特徴です。
広い場所での施工が適しています。
【常温工法】
下地にプライマーを塗布、乾燥させた後に改質アスファルトルー
フィングシートを貼り付け、ローラーなどで圧をかけ接着させる工法です。
熱を使わずに防水層を作ることができるので、
安全性が優れていて近年最も主流な工法です。